それは時限爆弾のようなもので。

仕事柄、他人の人生の岐路に関わることがほとんどなのですが、最近ふと思い返したことと眠ってた下書きを消費するために書き出してみる。

 

 

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オタクになって数年。

短い期間ではあるけど、推しメンが卒業したり通っていたグループが解散したりと、オタクである上で避けられない出来事は一通り経験した。

 

そんな中で、ふと考えたことがある。

 

「なんで終わりが分かってるものに自分の時間やお金を使っているのだろうか」

 

 

これは誰もが考えたことあるんじゃないかと思う。

アイドルってものは無限じゃなく有限であり、その終わりは意外と短い。

もしかしたら明日終わってしまうかもしれないし、半年後なのか1年後なのか。

そういうものに、どうして時間やお金を費やしているのだろうか。

チケット代やチェキ代も正直安くはない。

真面目な話、少し良いご飯を食べに行ったり旅行をそれなりすることも出来る、欲しいものを買うための資金にもすることはできる。

多分新車は買える←

 

大学や職場の同期や後輩が結婚したり子どもができて、インスタやFacebookはそんな投稿ばかり。

自分の人生とはなんなのだろうか。

 

 

 

"うるせぇ!オタクなんて冷静になったら出来ねぇよ!"

って思うだろうけど少し冷静に考えてみて欲しい。

これまで活躍してきたアイドルで今も形が変わらずにずっと活動しているグループがあるだろうか。

何周年ってグループはあってもメンバーが歳を重ねて亡くなるまで活動したところはないと思う。

国民的アイドルグループですら解散や活動休止してしまっている。

超大手ですらそのような世界なのだ。

 

アイドルは時限爆弾のようなもの。

いつかはふとした瞬間に消えてしまい、何も残らない。

残るのは大量のチェキと思い出くらいだ。

 

それなのに、どうしてアイドルオタクを続けるのか。

 

 

自分の場合だが、それはもう単純に好きになってしまったから。

推しメンが好き。グループが好き。楽曲が好き。

好きという形も色々あるけど、自分はどれも大事だと思っている。

若しくは、人生の絶望から救い上げてくれたから。

 

 

有限だからこそその瞬間を見逃したくないという気持ちがあるし、その中で日に日に成長していくスピードに追いつきたい。

"アイドル"という有限の時間を通して、自分の生活の活力になり、頑張っている姿に刺激を受けて自分も日常生活を頑張っていきたい。そんな気持ちになる。

 

"人は必要な時に必要な人と出会う"

きっとその時の自分に必要だったから出会い、好きになったんだと思う。

ひょんなことからアイドルが好きになり、オタクになる確率ってすごいものだと思う。

今の推しメンに出会ったのも思い返すと必要としてたときに出会ったんだなって思う。(内容は割愛、気になったら直接聞いてくれ笑)

 

趣味が合うアイドルから、自分の心を支えてくれる存在になり、今度は自分がその分返してあげていきたいと思った、夢を持ち声に出すことが大切だと体現した人。

何もかも無気力な日々の中で、癒しをくれて自分自身の信念と夢を思い通し、1つずつ目標を叶えて夢を実現していこうと努力する人。

 

 

僕はその愛しい時限爆弾が爆発するその時まで、一緒に喜怒哀楽しながら最期を迎えたい。