大人になるということ

気付けば学生を卒業して大学時代以上に社会人歴の方が長くなってしまった。

 

学生時代からの友人や同級生には恋人と同棲し始めたり、結婚して子どもがいるのも珍しくはなくなってきた。

職場ではもう新人なんていう言葉は言えなくなりなんならいろんな仕事を任され頼られることが増えてきた。中堅に足を突っ込み始めている。

30歳も目前に控えておりまだ若いと言われる20代の期限が見えてきている。なんと早いことか…

10代の頃に見たら20代後半は立派な「大人」であり家庭を持っている、もしくは恋人がいて仕事もそれなりにやっているイメージがあった。いざ自分がその年代になってみると、自分が抱いていたのとは違い、まだ「子ども」であることを痛感する。

 

「大人になる」ってことは何かを手にすれば何かを捨てなければいけないことであり、なにを残すのか取捨選択しながら生きている。

そんな中自分はなにを捨てるのか決めきれず全部持っていたいという我儘によって結局全て掌からこぼれ落ちていることがある。そこには何も残っていない、あるのは子どもである自分の我儘妥協と選択を繰り返しそれが状態化していく。

きっとそれが大人になるっていうことであり人生の責任なんだろう。

 

僕はまだ選択肢を選びきれずに今日も子どものままである。

 

(Tumblr過去記事引用)